2012年 04月 05日
春休みの日々*** 別世界
素敵なお店はないかなぁ。。。っと 自分なりに調べて行きます。
こちらも そうやって出逢った アンティークショップ。・*゜
右側の黒い扉を開けると
『 どうしよう。。。 』 っと 主人に言ってしまったくらい
素敵な空間が広がっていました。・*゜
震災で前の店舗が使えなくなり、移転されたそうですが、
建物自体も古くて ドキドキ。・♥*゜
古いものたちの間を抜けて、広い階段を上がっていくと
聖歌が流れる薄暗い店内に アンティークの照明が
ポワン。・*゜ ポワン。・*゜
教会に紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えつつ足を進めると
お店の奥に ドキッとするほど美しい店主さんが迎えてくださいました。・*゜
メンテナンスを待つ大きな家具から 繊細なレース オブジェの欠片。・*゜
古いモノたちの放つ雰囲気で まるで 海と時代を超えてしまったような感覚に。。。
細く 美しい装飾の足をしたアームチェアも 座面を張り替えられ
レース模様みたいなストーブも 上品なシャンデリアも。・*゜
みんな気持ち良さそうに 現役で使われていて 素敵♥
何気なく置かれているような小物ひとつとっても
ずっとそこにあって時を止めてしまったような
ある時代のひとこまを切り取ってきたような。。。
ただ 心地よく 静か
こんな風に モノの魅力を引き出すディスプレイは 確かな美意識と 生まれ持った感性によるもの。・*゜
『 モノの持っている存在感が素晴らしいから。 私はただ置いているだけです 』
っと 店主さんは謙遜されていましたけど。。。
『 今新しく買ったモノを 生きている間に こんな風にはできないですものね 』
いろんな人と時代を渡り歩いて 今の姿になった古いモノたちに
この時代に出逢い 一緒にいられることが とても幸せ。・*゜
そんな心で 古いモノたちと向き合ってらした店主さん。。。
今 だから見ることができる姿。・*゜
その時に立ち会えたことの喜び。・*゜
私は ガウディの サグラダファミリアを見た時に そんなことを感じました。・♥*゜
時代を超えて存在するモノたちに触れると そんな想いが巡るのかもしれません。・*゜
潔いまでに黒で統一された小物
鹿の枝角とフラスコが転がった理科室みたいな一角。。。
薄暗くて 少しだけ怖い。。。
いつもは やさしい陽の光に幸せを感じるけれど
振り向くと 必ず影がくっついているみたいに
そんな世界も 私の中に欠かせないことを 確かに思い出させてくれたような空間でした。・*゜
今日は とっても綺麗に晴れていたのに
薄暗い写真が撮りたくて
光を避けながら写真を撮ってしまいました。。。(笑)
ポストカードの写真は
仙台在住の写真家 大沼 英樹さん
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震災後は 被災地に咲く桜の写真を撮られているそうです。・*゜
by es-violette
| 2012-04-05 18:27
| 旅日記